1日未明、山梨県大月市内の中央自動車道下り線で、改造バイク40台で低速走行を行うなどして、警察の追跡を受けていた暴走族メンバーのうち、エンジントラブルを起こしたバイクに乗っていた2人が逃げようとして高架橋から飛び降り、腰の骨を折る重傷を負うという事故を起こした。警察ではケガの回復を待ち、どこのグループに所属しているメンバーなのかなどを厳しく追及する方針。
警察の調べによると事故が起きたのは1日の午前2時すぎで、バイク40台と乗用車10台に分乗して中央自動車道下り線を走っていた暴走族のうち、最後部近くを走っていた1台のバイクが突然故障した。グループを追跡していた山梨県警高速隊のパトカーが目前まで迫っていることを確認したメンバー2人は、故障したバイクを追い越し車線上にそのまま放置し、フェンスを乗り越えて逃げ出そうとした。ところが逃げ出した場所は高架橋となっており、フェンスを乗り越えるだけのつもりがそのまま7メートル下まで落下。2人とも腰の骨を折る全治3カ月程度の重傷を負った。
警察では落ちた2人の救出を行い、病院に搬送したが、一緒に走ってきた他のメンバーはこの騒ぎに乗じて逃走を図っている。警察では2人の回復を待って、どこから走ってきたのかなどを厳しく追及する方針だという。この日の中央道は暴走族のノロノロ運転で未明にも関わらず渋滞が発生。高速隊のパトカーは複数のドライバーから「迷惑だ」という通報を受け、追跡している最中だった。
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