消防団員がポンプ車で飲食店へ、「とりあえずビール」はいかがなものか

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鳥取市役所は12日、市内の消防団の分団員5人が防災訓練の終了後にポンプ車で市内の飲食店に直行し、ビールなどを飲んでいたことを明らかにした。分団員の身分は市の非常勤職員として扱われることから、鳥取市では市の服務規程に従い、同日までにこの5人を厳重注意処分としている。

鳥取市によると、問題のトラブルは今月10日に行われた市の総合防災訓練の後に起きた。訓練終了後、同市消防団の美穂分団に所属する5人が、ポンプ車を車庫に返還するという定められた手続きを無視し、ポンプ車に分乗したまま市内の飲食店に向かい、アルコール類を含む食事を行ったという。複数の市民から「消防署の人がポンプ車で飲食店に乗りつけ、制服(消防作業服)を着たままビールを飲んでいる」という苦情が市の消防本部に寄せられ、現地に調査へ向かった結果、この分団だということが判明した。

市の規定では、分団に配備された消防車は常に出動に備えることとなっているが、昼時で訓練に参加した労をねぎらうため、そのまま飲食店に向かったと分団長は供述しているという。分団のメンバーは市の非常勤職員として報酬も受けており、ポンプ車も市の予算で購入した資産であることから、事態を重く見た鳥取市では、市職員に準じた処分を行うことを決定。関与した5人を呼び出して厳重注意とする処分を執行した。

《石田真一》

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