日本自動車工業会が26日発表した8月の自動車生産実績は四輪車の生産が前の年の同じ月にくらべ2.3%増の72万3119台となり2カ月連続で増加した。乗用車は小型車の生産が増え2ヶ月連続の増加となったがトラックは小型トラックの減少により3カ月ぶりのマイナスになった。
乗用車の生産は前年同月にくらべ4.2%増の59万9526台となった。普通車は輸出・国内向けとも減少し2カ月ぶりに前年を割り込んだが小型車は17.3%の大幅増加となった。小型車は新型車の投入により国内向けの生産が伸びたほか輸出向けも順調だった。
トラックは国内市場の低迷が続き前年同月にくらべ6.5%減の11万8232台となり8月としては統計を開始した1966年に次いで2番目に低い水準となった。普通トラック(中型・大型)は同10.1%増と8ヶ月連続で前年を上回ったが小型車が同19.3%減の2万7816台と大幅なマイナスとなったことによるもの。小型トラックはこれで17カ月連続の前年割れで8月としては過去最低。他の月を含めても2001年12月に次ぐ過去2番目の低水準となった。
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