山梨県警が自信満々---来年の初日の出暴走対策は「一味違うぞ」

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山梨県警は7日、河口湖町などの周辺自治体と連携し、年末年始に掛けて関東一円の暴走族が集まる「初日の出暴走」を阻止するための対策室を設置し、取り締まりのための準備を進めていることを明らかにした。

ここ数年、中央自動車道での流入対策を講じたことが功を奏し、河口湖まで到達する暴走族のバイク・クルマは1999年(1200台以上を確認)をピークに減少を続けている。しかし、今年の元日にも450台が確認されており、山道ということもあり警戒の薄かった道志ルートを通って到達するものが多かった。

このため、今年は流入対策をさらに強化するとともに、河口湖町など富士北ろく4市町村が12月1日に同時施行する「暴走族追放条例」を基にした取り締まりを強化することを掲げている。

取り締まりの対象となるのは、暴走族メンバーはもちろんだが、公園や駐車場等の公共の場所で騒音を立てて急発進や転回をするなどの暴走行為を行った全ての車両と運転者。そしてこれら暴走族に声援や身振り、旗などを振って暴走行為を助長する「あおり行為」をした者(いわゆる期待族)も罰則対象となる。違反者に科せられる罰金は5万円で、これまでは違法車両の所有者に対して現場からの退去命令を出すに留めていたが、今年からは4市町村に進入し、暴走と判断される行為を行った時点で検挙対象となるという。

山梨県警では「今年からは違うという事前告知をしっかりと行っていく」としており、厳しい取り締まりが行なわれることを示唆している。

《石田真一》

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