GMとフォードとのビッグな提携---トランスミッション共同開発、ゆくゆくは?

自動車 ビジネス 企業動向
GMとフォードとのビッグな提携---トランスミッション共同開発、ゆくゆくは?
GMとフォードとのビッグな提携---トランスミッション共同開発、ゆくゆくは? 全 1 枚 拡大写真

ライバル同士であるGMとフォードが、5年後をにらんだ大型FWDセダンと乗用車ベースのSUV用の、6速トランスミッションを共同開発する計画を打ち出した(10日)。より燃費効率のよいクルマを、少ない費用で開発するのが狙いだという。

しばらく前には考えられなかった提携だが、それだけ今日の自動車メーカーにかけられているコストカットと燃費向上へのプレッシャーが大きいということだろう。トランスミッションは、GM、フォード双方のエンジニアが集結し、V6とV8エンジンの燃費を4%から8%向上させることを目的として開発される。

提携はGMが主導で、フォードは市販化されたトランスミッションの使用に際し、GMにユニットごとのロイヤリティを支払う。ただしベースのトランスミッション設計のみが共通で、パワートレインにはそれぞれのモデルの個性がいかされる、という。

GM、フォードの首脳陣は、今回の提携をきっかけに、両社が今後さらに踏み込んだ提携を打ち立てる可能性があることも示唆している。特に目標とされるのはハイブリッド、燃料電池といった分野で、日本車のリードに対しいよいよ世界のビッグ2が本格的に対抗することの現れのようである。

●●●ガソリンに払い過ぎかも! メールマガジン「デイリーニュースランキング」では、毎日、ガソリン給油価格を発表。実際に購入した価格の平均値です。---

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  2. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  3. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る