“トバシの携帯” は偽造免許証で入手する

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熊本県警は16日、偽造した運転免許証で携帯電話を契約し、騙し取っていた41歳と45歳のいずれも無職の男を詐欺と偽造有印公文書行使の容疑で逮捕したことを明らかにした。騙し取った携帯電話の数は20個を超えると見られ、余罪と買い取り先についても追及を続けている。

熊本県警の調べによると、この2人は今年6月ごろに知り合った24歳の男から「良い儲け話がある」と持ちかけられ、男から渡された偽造免許証を使い、虚偽の内容を契約書に記載して携帯電話を騙し取っていた。男は会うたびに違う名前の記載された免許証を手渡し、熊本だけでなく九州各地で契約するように命じていたという。免許証は契約した携帯電話と一緒に男が回収し、その際に本体価格とは別に1台あたり数万円の代金を払っていたようだ。

今回の逮捕は電話と免許証を男に渡す前に行われており、偽造された免許証の回収にも成功している。偽造免許証は印刷によって作られたと思われる精巧な仕上がりで、厚さや表面加工なども本物と同様だった。騙し取られた携帯電話はいわゆる「飛ばし」として通話料金を払わないことを前提に暴力団関係者などが使用していたとみられる。警察では背後に大掛かりな偽造集団が存在する可能性が高いとして、24歳の男の逮捕状を取って行方を追っている。

《石田真一》

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