暴走族内部でひったくりを競争? 福岡でグループ十数人を一斉検挙

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福岡県警は6日、福岡南警察署が窃盗容疑で逮捕した暴走族グループのメンバーが50件近いひったくり犯罪を自供し、供述に基づいて十数人を同容疑で逮捕していたことを明らかにした。被害件数は自供による判明だけで50件を超え、被害額は100万円以上とみられる。

福岡県警の調べによると、この暴走族メンバーらはそれぞれが2〜3人程度のグループにわかれて原付バイクに乗り、福岡市を中心に犯行を重ねていたとみられる。ターゲットにされるのは自転車に乗った買い物帰りの主婦や、深夜から未明に一人歩きをするホステスなどで、バイクで押し越しざまにハンドバッグなどを持ち去る典型的な手口を重ね、100万円近くを荒稼ぎしていたとみられる。

ただし、この100万円の被害は今回逮捕したグループの一部が自供した内容から判明したもので、数チームで競い合っていたことをほのめかしていることから、全体的な被害額はさらに拡大する可能性も高い。

また、盗んだ金の用途については遊興費と口を揃えているが、被害額が大きいことから暴力団関係者の存在も指摘されている。福岡の暴走族グループには、面倒見役として暴走族OBの暴力団員が関与するケースが珍しくなく、今回の犯行で稼いだ金の一部を暴力団関係者に上納し、その活動資金にするように要求されていた可能性もあるとして、背後関係などを調べていく方針。

《石田真一》

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