寛容な土地柄? ---沖縄県が今年も飲酒運転ワーストか

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沖縄県警は25日、今年10月末現在での全交通違反検挙件数に占める飲酒運転の構成率が12.9%となり、全国最悪を記録したことを明らかにした。沖縄県は1988年以来、飲酒運転検挙のワースト1記録を更新し続けており、このままでは15年連続の汚名も確実な情勢となった。

沖縄県警・交通指導課の調査によると、今年の飲酒運転検挙件数(酒気帯び、酒酔い含む)は10月31日現在で6300件に達している。今年6月の改正道路交通法の施行によって、酒気帯びと認定されるアルコール濃度の数値が引き下げられたという要因はあるが、検挙件数は前年同期比より784件も増加した。特に悪質なケースと判断され、逮捕された件数は483件で、前年同期の321件を大きく上回った。

交通違反で検挙された件数全体に占める飲酒関連の割合は12.9%に達している。全国平均は2.6%だ。

また、飲酒運転が原因とみられる死亡交通事故も多発しており、10月末までに17件を記録している。県内で発生した死亡交通事故全体に占める割合も32%近くになっており、これも全国平均の2倍を超える数値だという。

飲酒について寛容な土地柄が生んだものともいえるが、県警では年末までに取り締まり体制をさらに強化していくとしている。

《石田真一》

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