【初日の出暴走2003】警察庁もノーマーク? 今回最も大荒れしたのは…

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各地の警察本部は前年の実績から年末年始の暴走族取り締まりの詳細を決定し、人員が足らない場合には警察庁を通して他県への応援部隊を要請する。全体的に縮小傾向にある初日の出暴走だが、事前の予想を超えるほどの暴走族が大挙して訪れ、対応に苦慮する県もあった。それが高知県だ。

例年、高知県の室戸岬には地元の暴走族が「初日の出暴走」と称して数多く集まる。ここ数年、警察の警備が功を奏し、大きな混乱は起きなかったのだが、今回はそれが一変した。

元々、初日の出の名所として知られる室戸岬は多くの観光客が訪れるのだが、今年は関西のメディアが「大阪方面からクルマで行ける日の出の名所」と報じたため、四国エリアだけではなく、本四連絡橋を通って関西方面からも多くの改造車が集結する結果に。

高知県警は国道55号線に複数の検問を設置。550人体制で取り締まりを行なったが、1カ所あたりの人員を最小限にした配置が裏目に出て、数カ所で検問突破を防げないという事態に陥った。集結する改造車は例年よりも多かったが、1日午後までの摘発数は34件、逮捕者は7人に留まった。

また、暴走族だけではなく、集結するバイクやクルマを目当てに集まるギャラリーも殺到。一部では虚偽の110番通報で警備を手薄にし、その間に暴走行為を行うなどの悪質な行為も目立った。

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《石田真一》

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