14日未明、東京都新宿区歌舞伎町で暴走したクルマが歩行者2人をはねた後、スーパーマーケットの店頭に突っ込むという事故を起こした。クルマは現場から逃走したが、1kmほど離れたところで別の事故を起こした際、駆けつけた警察官によって同乗していた1人が取り押さえられたが、運転していた男は現場から走って逃げた。
警視庁・新宿署の調べによると、事故があったのは14日の午前0時ごろだという。新宿区歌舞伎町2丁目付近の路上で暴走してきたクルマが歩道にいた男性2人をはねた後、隣接するスーパーマーケットの店頭に突っ込んだ。当時、店頭付近には3人の男性客がいたが、飛び散ったガラス片などが顔などに当たる軽傷を負った。はねられた男性2人はいずれも重傷。
直後、クルマはそのままバックして逃走を開始。1kmほど走ったところでガードレールに衝突して動けなくなった。運転していた男はクルマを捨て、走って逃走したが、助手席に乗っていた男は足の骨を折っていて身動きが取れず、通報を受けて駆けつけた警察官によって取り押さえられた。
警察の取り調べに対し、助手席に乗っていた男は「事故直前まで一緒に酒を飲んでいた」と供述。この男からは酒気帯び相当量のアルコールが検出されたという。警察では運転していた男が飲酒運転の発覚を恐れて逃亡したものとみて、業務上過失致傷と道路交通法違反（ひき逃げ、建造物破壊）の容疑で男の行方を追っている。
