もみ消しではないとは言うけれど…。大分県警が交通違反の手続き放置

自動車 社会 社会

大分県警は22日、玖珠署の交通課員が1999年に摘発した交通違反者10人の書類送検を忘れ、罰金などの刑事罰を受けないまま時効にさせていたことを明らかにした。関係者の処分は昨年末までに終了している。

これは大分県警の監察課が明らかにしたもの。昨年11月、玖珠署で他の交通違反事件の記録を調べていたところ、1999年に摘発した交通違反事件のうち、速度超過や飲酒運転、信号無視など10件が書類送検されておらず、本来は必要な罰金刑などが命じられないままになっていたことがわかった。当時の担当者が業務多忙などを理由に、送検のために必要とされる書類の作成手続きを怠り、違反キップなどの関係書類を交通課とは別の部署に放置していたという。

監察課は昨年末に関係者数人の聴取を行い、違反もみ消しなどを目的とした意図的な隠蔽でなかったことを確認。書類を放置した交通課員と当時の直属の上司、署の幹部らに対して懲戒処分(訓告)を実施している。同課では「行政処分は適切に行われていたが、書類送検だけが行われなかった。職務怠慢を起因とした単純な手続きミスと考える。今後このような過ちを繰り返さないようにしたい」とコメントしている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型マツダ『CX-5』発表に「先代よりマッチョ」「今風になった」など反響! 注目はサイズとインテリア
  2. レクサスの新境地を開くか...『ES』に「スポーツクロス」導入の噂
  3. スバル初の小型EVクロスオーバー『アンチャーテッド』、7月17日発表へ
  4. ほんと? マツダ『CX-5』新型、価格は350万~420万円か
  5. 話題の特定小型原付『ウォンキー』にマットホワイト追加! 大容量バッテリーも選択可能
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
ランキングをもっと見る