不慣れな者が扱って身障者用車両が暴走

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12日夜、富山県富山市で身障者用の運転装置を取り付けたクルマが操作ミスから暴走し、15歳の女子中学生がクルマの下敷きになって足の骨を折るという事故が起きた。警察では運転していた女性から事情を聞いている。

富山県警・富山署の調べによると、事故が起きたのは12日の午後9時20分ごろだという。富山市富岡町で道路脇の側溝に片輪を落としたクルマが突然暴走し、横に回転しながら路上にいた2人の女性を跳ね飛ばし、民家のブロック塀を破壊するなどして停止した。路上にいた2人の女性のうち、15歳の女子中学生は一時クルマの下敷きになるなどして、足の骨を折る重傷。クルマの所有者の女性も避けた際に軽いケガを負った。

事故を起こしたクルマは下肢障害者用の運転装置を取り付けた福祉用車両。運転していた女性は「最初は友人が運転していたが片輪を溝に落としたため、自分が復帰させようと運転した」と供述している。この女性は下肢障害者用の運転装置を扱った経験がなく、警察ではアクセルスイッチを過度に入れすぎるなど、運転操作を誤ったことが事故の原因とみている。車両の検証を重ねた後、この女性を業務上過失傷害で書類送検する方針。

《石田真一》

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