不慣れな者が扱って身障者用車両が暴走

自動車 社会 社会

12日夜、富山県富山市で身障者用の運転装置を取り付けたクルマが操作ミスから暴走し、15歳の女子中学生がクルマの下敷きになって足の骨を折るという事故が起きた。警察では運転していた女性から事情を聞いている。

富山県警・富山署の調べによると、事故が起きたのは12日の午後9時20分ごろだという。富山市富岡町で道路脇の側溝に片輪を落としたクルマが突然暴走し、横に回転しながら路上にいた2人の女性を跳ね飛ばし、民家のブロック塀を破壊するなどして停止した。路上にいた2人の女性のうち、15歳の女子中学生は一時クルマの下敷きになるなどして、足の骨を折る重傷。クルマの所有者の女性も避けた際に軽いケガを負った。

事故を起こしたクルマは下肢障害者用の運転装置を取り付けた福祉用車両。運転していた女性は「最初は友人が運転していたが片輪を溝に落としたため、自分が復帰させようと運転した」と供述している。この女性は下肢障害者用の運転装置を扱った経験がなく、警察ではアクセルスイッチを過度に入れすぎるなど、運転操作を誤ったことが事故の原因とみている。車両の検証を重ねた後、この女性を業務上過失傷害で書類送検する方針。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 無線LAN内蔵&業界最大4.0インチ、ブリッツのレーザー&レーダー探知機「TL406RW」が発売
  2. 「ソウルレッド」も完全再現!クルマ用塗料を使ったマツダ公式『ロードスター』スマホケース発売
  3. 「カッコ良すぎて気絶しかけた」トヨタ『ハイラックス』新型発表に歓喜の声、日本発売にも「素晴らしい!」
  4. 【マツダ CX-5 新型】後席はマツダ車トップクラスの快適性、研ぎ澄ませた「3つの価値」とは
  5. ポルシェ『911 GT3ツーリング』、コロンビアの熱帯雨林をテーマにした「オセロット」発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る