警部補の飲酒運転を隠蔽しようとした? 帯広署の巡査部長を事情聴取

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北海道警は22日、帯広署の刑事1課に所属する係長職の警部補が飲酒運転を行い、これを摘発した同署の地域課に所属する巡査部長が家に送り届けるなど、隠蔽とみられる行動を行っていたことを明らかにした。同署では警部補を道路交通法違反(酒酔い運転)で逮捕し、巡査部長を犯人隠避容疑で取り調べている。

北海道警・釧路方面本部監察官室の調べによると、事件が起きたのは20日の午前1時30分ごろだという。帯広署・地域課所属のパトカーが幕別町付近でパトロールを行っていたところ、ふらふらと走る挙動不審な乗用車を発見。クルマを止めてドライバーに職務質問を行ったが要領を得ないために応援を要請した。これを受けて51歳の巡査部長が駆けつけたが、この際に職務質問を受けているドライバーが刑事1課の係長であることに気づき、「知り合いだから家まで送り届ける」として、その場を離れた。

その後、この巡査部長は上司に対して「どのように対応すれば良いのか」と相談。上司から「交番に戻してアルコール濃度チェックをするように」と促され、一旦は警部補を自宅に送り届けたが、すぐに最寄りの交番へ一緒に引き返して呼気検査を行った。その結果、呼気1リットルあたり0.55ミリグラムのアルコールを検出したため、道交法違反(酒酔い運転)で逮捕している。

釧路方面本部監察官室では「警部補の飲酒運転は言語道断だが、巡査部長の行為にも問題がある」として、犯人隠避容疑での取り調べを行い、容疑が固まった場合には逮捕することも視野に入れているという。

《石田真一》

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