ホンダは25日、2004年初めをめどに、韓国で四輪車の販売を開始する、と発表した。ホンダは二輪車で同国に先行参入しており、四輪市場にも参入することで韓国での販売拡大を図る。
韓国に投入する機種やどこで生産するかは未定だが、『アコード』『CR-V』などが候補になっている。初年度は2000台の販売を目指す。生産地は、日本も含めて検討していくが、欧米を手本とした現地の法規制を考慮し、最も効率の良い場所を選定する方針だ。
韓国の輸入車市場は、1995年の関税引き下げで急成長している。2002年の輸入車市場1万6000台と、このところ、ほぼ倍増の勢いという。99年には、日本車の輸入も解禁された。これに伴い、日本メーカーでは、トヨタ自動車が「レクサス」ブランドで市場参入している。
ただ、韓国の新車市場はすでに成熟期に入っており、現代自動車など、現地メーカーの勢力が圧倒的に強い。そうした市場で、ホンダがどういった戦略で、どこまで健闘するのか、注目される。
