犯人は覚せい剤の常習者---神奈川の週末通り魔事件

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神奈川県警は17日、同県西部の大井町や松田町で3件発生し、1人が死亡した連続通り魔事件に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕されていた39歳の男が関与していたとして、この男を殺人容疑で再逮捕したことを明らかにした。男は容疑を大筋で認めているという。

この通り魔事件は先月中旬から下旬に掛けての間、大井町や松田町などで3件が発生した。手口はいずれも共通で、背後から黒っぽいクルマで近づいてきた男に長めの刃物でいきなり切りつけられるというもの。最初の事件は3月21日深夜に大井町で発生しており、この際には帰宅途中の52歳の女性が腕を切りつけられて軽傷を負った。次の事件は3月29日の午後9時35分に発生し、この際は27歳の男性が脇腹を刺されて重傷。そして同日の午後10時45分には2件目の現場から1.2km離れた松田町の路上で、58歳の男性が脇腹を刺されて死亡した。神奈川では「週末通り魔」として恐れられ、周辺で1件の狂言事件も起きるなど大騒ぎになっていた。

今回容疑者として逮捕された男は今月3日、松田町内の駐車禁止区域にクルマを止めているところを通り魔事件の不審車両を探していた捜査員に見つかって職務質問を受けた。この際、男の言動が支離滅裂だったため、警察に連行して尿検査を行ったところ、覚せい剤の成分を検出したため、4日未明に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕、14日には同罪で起訴されていた。

男が乗ったクルマは事件現場周辺の空き地などで複数の捜査員が目撃しており、しかもその場所が一定ではなかったことに不審を抱き、通り魔事件についても聞いてみたところ、男は「ムシャクシャしてやった。殺そうと思った」と犯行をあっさりと自供。これが原因で逮捕に至った。

男は別の覚せい剤事件で服役し、昨年12月に出所したばかり。3番目の事件が起きた現場から数百メートルの地点に住んでいたという。

《石田真一》

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