交通裁判所をが襲撃!! 1日かけて集めた罰金300万円を奪う

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神奈川県警は8日、横浜市保土ケ谷区にある法務省の保土ヶ谷区検察庁と、隣接する神奈川県警の交通指導課分室に何者かが侵入し、交通違反の罰金などとして徴収していた現金約320万円が盗まれていたことを明らかにした。前代未聞の事件に警察も困惑を隠せずにいる。

神奈川県警・保土ヶ谷署の調べによると、侵入事件が起きたのは8日の午前1時から6時に掛けての間だという。保土ケ谷区岡沢町の保土ヶ谷簡裁の正面玄関を何者が工具で破壊し、内部に侵入。同じ建物内にある保土ヶ谷区検の金庫を破壊して中にあった現金300万円を盗んだ。さらには隣接する県警交通指導課分室にも侵入。机やロッカーを物色し、現金約20万円を盗んで逃げたらしい。

建物の1階部分には当直の警察官1人がおり、午前1時ごろには全ての建物を見回っている。しかし、この際には異常は見られず、犯行が発覚したのは早朝に見回りをした際だという。全ての建物内には侵入警報装置などが設置されておらず、ドアの破壊や侵入しての現金盗難は正に寝耳に水の出来事だった。

一連の施設はいわゆる“交通裁判所”として機能しているもの。盗まれた現金は7日に徴収した交通違反の反則金や罰金だった。警察では「灯台下暗しとはこのこと。ここには侵入しないだろうという過信が無かったとは言えない状況だ。今後はパトロールを強化したい」とコメントしている。

《石田真一》

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