イギリスのMGローバーグループは、日本のオートトレーディングルフトジャパン(ATLJ)をパートナーとして、日本市場に復帰すると発表した。ATLJが正規輸入販売代理店としてMGローバー製品の日本への輸入及び販売業務を行う。輸入販売事業は「MGローバー日本」の名称になり、7月から商品を販売する予定。
当面、現ATLJの直営店全6店舗をMGローバー日本の店舗として販売をスタート、さらに20店舗を新規に開発する予定だ。暦年2004年の販売目標台数1800台。取り扱い車種は MGが『TF』、『ZT』、『ZT-T』、ローバーが『75』のサルーンとツアラー、計5車種。価格や車種別の販売計画は検討中。
1990年代中期からBMW傘下だったローバーは経営難のため、2000年に解体された。「MINI」(ミニ)の商標と新型『ミニ』は引き続きBMWが所有、ランドローバーはフォードが所有、ローバーとMGがMGローバーグループとして再出発した。ローバーが量産乗用車、MGが高性能スポーツカーという分担。MG・TFは旧MG『F』、ZTはローバー75、ZT-Tは75ツアラーがベースだ。
解体にともない日本代理店も消滅、旧ローバー車のメンテナンスを行う会社としてローバーサービスセンターが活動している。現在ローバーサービスセンターが行っているメンテナンス事業もMGローバー日本は引き継ぐという。