今期営業利益は750億円まで行ける---いすゞの当麻CFOが異例の「私見」

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いすゞ自動車は23日、2003年3月期決算と今期(04年3月期)の見通しを発表、前年度からスターとした「新中期3カ年経営計画」に沿って順調に経営再建が進んでいることを示した。今期見通しでは、CFO(最高財務責任者)の当麻茂樹副社長が、公式発表のほかに「個人的見解」と断ったうえで、異例の増額利益見通しも提示、業績回復への自信を示した。

当麻氏が私見として示したのは、連結および単独の営業利益見通し。正式の業績予想では連結で500億円、単独で400億円となっているが、連結については750億円水準と想定してもよいとの見解を示した。これは前期下期から本格化したリストラ効果が今期にもベースの増益要因として240億円程度は計算できるというもの。この分は、正式の予想では除外している。

同様に単独決算でも営業利益は490億円規模になる可能性もあると述べた。正式の連結営業利益見通し(500億円)は、昨年策定した中期計画に沿ったもので、当麻氏は排ガス規制特需の反動などのリスクを固めに見て、公式には500億円のままにしたと説明した。

《池原照雄》

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