今期営業利益は750億円まで行ける---いすゞの当麻CFOが異例の「私見」

自動車 ビジネス 企業動向

いすゞ自動車は23日、2003年3月期決算と今期(04年3月期)の見通しを発表、前年度からスターとした「新中期3カ年経営計画」に沿って順調に経営再建が進んでいることを示した。今期見通しでは、CFO(最高財務責任者)の当麻茂樹副社長が、公式発表のほかに「個人的見解」と断ったうえで、異例の増額利益見通しも提示、業績回復への自信を示した。

当麻氏が私見として示したのは、連結および単独の営業利益見通し。正式の業績予想では連結で500億円、単独で400億円となっているが、連結については750億円水準と想定してもよいとの見解を示した。これは前期下期から本格化したリストラ効果が今期にもベースの増益要因として240億円程度は計算できるというもの。この分は、正式の予想では除外している。

同様に単独決算でも営業利益は490億円規模になる可能性もあると述べた。正式の連結営業利益見通し(500億円)は、昨年策定した中期計画に沿ったもので、当麻氏は排ガス規制特需の反動などのリスクを固めに見て、公式には500億円のままにしたと説明した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  3. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  4. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
  5. 新型ドゥカティ『パニガーレV2S』日本上陸に「スイングアームアームすげー」「日本じゃ全力は使えない」など驚きの声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る