歩いて救援を呼びに…。酒気帯び警官の不可解な言い訳

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大分県警は26日、酒に酔った状態で高速道路内のトンネルを歩いていた中津署・地域課所属の巡査部長(53歳)を、道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕したことを明らかにした。クルマがガス欠となったため、救援を呼びに行こうと思ったなどと話しているという。

大分県警・高速隊の調べによると、事件が起きたのは25日の午後10時30分ごろだという。院内町付近の宇佐別府道路を通行中のドライバーから警察に対し、「トンネル内を徒歩で歩いている人がいる」との通報が寄せられた。高速隊のパトカーが出動し、現場付近の捜索を行ったところ、院内料金所の近くで路肩に止まっている1台の乗用車を発見した。

運転席にはトンネルを歩いていたとされる人物の特徴とよく似た男が座っていたが、この男の息が酒臭いことに隊員が気づき、呼気検査を実施したところ、呼気1リットル中から0.4ミリグラムのアルコールを検出したため、道交法違反(酒気帯び運転)の容疑で男を逮捕した。後の調べでこの男は中津署の地域課に所属する53歳の巡査部長と判明している。

警察の調べに対し、この巡査部長は「同僚と釣りに行くためクルマ2台で出発したがガス欠でエンストした」、「救援を呼びに行くために歩いていた」、「運転していたのは同僚だった」などと話しているが、いずれの供述にも不可解な点が多いという。警察では一緒にいたという同僚への確認を急ぐとともに、この巡査部長の酔いが醒めるのを待ち、さらに事情を聞く方針だという。

《石田真一》

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