京都府警は13日、原付バイクによるひったくりを150件、車上荒らしを140件行っていたとみられる元暴走族グループリーダーの22歳の男ら6人を、窃盗容疑で逮捕していたことを明らかにした。また、同容疑で17歳の無職少女を書類送検している。
調べによると、今回逮捕されたのは京都市を中心に活動していた暴走族のメンバーなど6人。また、これに加担していた17歳の少女も検挙されている。この7人は、昨年春頃から遊ぶ金を目当てとしたひったくり事件を繰り返していたとみられる。
6人の犯行とみられるひったくり事件はこれまでに150件発生しており、そのいずれも京都市中心部で行われていた。また、ひったくり事件の発生を防止するよう警察のパトロールが強化された後は、犯行の主力を車上荒らしにスイッチし、およそ140件の被害を出していた。
被害総額は警察が把握しているだけで1400万円を超え、余罪なども追求しているという。
ひったくりには同じバイクが何度か使われており、バイクの特長と目撃情報から22歳の暴走族リーダーの存在が浮上。逮捕して調べを進めたところ、次から次に仲間の名前を供述したという。