マンガに影響されるドリフト族、埼玉県警が週末深夜の取り締まり強化

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埼玉県警は3日、先月から飯能市から秩父市に掛けての国道299号線(正丸峠付近)で実施しているドリフト族への取り締まり状況を明らかにした。

週末を中心に4回実施しており、速度超過などの道路交通法違反案件を警察が、不正改造など道路運送車両法違反案件を国土交通省・関東運輸局(埼玉陸運支局)が担当している。

県警によると、正丸峠へのドリフト族進出は5年ほどから顕著になり、マンガ「頭文字D」で紹介されて以後は関東全域からドリフト族が集まり、暴走を繰り広げるようになった。

マンガで主人公たちがバトルしていたのは山間部にある旧道なのだが、実際のドリフト族は高速度でカーブを攻めることができる新道に多く出没。カーブが連続する関係から40km/h制限となっている道路を100km/h超の高速度で走行するクルマも多くなった。

これにより、カーブで対向車線側に逸脱して走行するクルマも相次ぎ、正丸峠付近では今年1月から6月の間に41件の事故が発生している。事故の大半は「ドリフト族と一般車が関係するもの」で、幸いにも死者は出ていないが人身事故自体は同期間に7件発生しており、発生率は他地域に比べて群を抜いて高いという。

地元からは「危険な運転と騒音に迷惑をしている。取り締まりを強化してほしい」という要望があり、埼玉県警では関東運輸局・埼玉陸運支局と共同で週末夜間を対象にドリフト族の一斉取り締まりを実施することになった。

その結果、過度に車高を落としたり、規定以上の照明装置を増設するなどの不正改造車が数多く発見された。違反についても道交法違反と道路運送車両法違反の容疑者は重複しており、4回の取り締まりで計40人を摘発したとしている。

埼玉県警ではドリフト族が増加する夏休み期間中については、現在よりも取り締まり体制を強化する方針で、平日深夜についても車両検問を実施する方向で人員配置などを検討している。

《石田真一》

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