★5シリーズはデザイン的に「薄いクルマ」
主力車種となる5シリーズの顔は、今年フェイスリフトした3シリーズのクーペで採用された新デザインに準じているものの、幅広いユーザーの獲得を目指し、Z4に比べるとかなりライトな仕上がりである。旋回方向に合わせて照射を調整するアダプティブヘッドランプや、ヘッドライト上部にまつげのような方向指示灯を埋め込んだ、7シリーズからの流れを踏襲した顔つきは特に違和感もなく、これが世界的な市場を狙っていることが伺える。
クーペを思わせるしなやかなサイドビュー、これまでのBMWにはなかった高めのキャラクターラインは、多くのターゲットユーザーを抱える日本市場を強く意識している。5シリーズの日本でのプレミアム感は確固たるものがある。
このようにBMWの中で2極化されたプレミアム路線が、今後さらにデザイン的に「濃いクルマ」と「薄いクルマ」別に登場していくと予想される。日本とはまったく逆に、好景気が続く欧米経済が、こうした異質なデザインの「濃いクルマ」の登場を後押ししているともいえる。日本の自動車メーカーが、右ならえして同じようなミニバンを発表し続けている間に、今後数年間でBMWはさらに魅力的な「濃いクルマ」を発表するに違いない。
1/3★異質なほど存在価値、優越感が高まる
2/3★性能はともかく……キドニーグリルにあこがれ




