【フランクフルトショー2003速報】路上に現れたレーシングポルシェ『カレラGT』
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純粋に性能を追求した結果、リアオーバーハングにフラットシックスを積むというポルシェの方程式を捨て、V10エンジンをカーボンファイバーモノコックのボディにミッドシップマウントする。
5.7リットルV10エンジンは612psを発生し、6MTを介して最高速度は330km/h、0-100km/h加速は3.9秒というまさにレーシングカーなみのスペックだ。
サスペンションは、フロント・リアともプッシュロッド式ダブルウィッシュボーン（F1マシンなどに用いられる形式）。そのほか、軽量で耐久性が高いセラミック製のクラッチ、ブレーキを採用する。
虚飾を排し、機能に徹したその姿を目の当たりにすると、メルセデスベンツ『SLRマクラーレン』やブガッティ『ベイロン』など、ショーを彩るモンスターマシンとの対比がより鮮明に感じられた。
カレラGTの現地価格は、日本円でおよそ5400万円。2004年モデルのラインナップに加わることになる。
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