マツダの最量販車種となり、いわゆる“大衆車”となる『アクセラ』だが、全幅は4ドア、5ドア(アクセラスポーツ)ともに1745mmの3ナンバーサイズ。マツダは以前にDセグメントとなる『クロノス』を横幅の広い3ナンバーサイズで発表、販売不振で5ナンバーサイズに収めた『カペラ』に戻した経緯がある。
アクセラの開発にあたって主査を努めた谷岡彰氏は「横浜と大阪で実際にユーザーを対象としたモニター調査では、横幅の大きい3ナンバーサイズについて歓迎との意見が集まった」と語る。
このモニター調査で集まった意見では、逆に大きいほうがありがたいという意見もあったという。谷岡主査もサイズが大きく質感がアップしていることについて「お買い得」と表現する。また、過去のクロノスの経緯についても「時代が変わり影響はない」と言い切った上で、今後は同クラスのライバル車にも1700mmオーバーのクルマが登場すると予想した。
アクセラの最小回転半径は5.2m、左右のドアミラーの突端までの幅が1935mmとし、実際の取り回し性能については、問題ないか、むしろ良くなっているという。