2004年のアメリカはユースモデルの激選区

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2004年のアメリカはユースモデルの激選区
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今年10月現在までのアメリカの自動車販売地図を見ると、輸入モデルの躍進ばかりが目立つ。そしてデトロイトが頭を痛めることに、この傾向はさらに来年度も拡大、しかも特に高級ブランドの多かったヨーロピアンカーが次々とエントリーモデルに参入することで、競争はますます激化しそうだ。

具体的には、2004年にアウディが『A3』、BMWが『1シリーズ』、サーブが『9-2』をアメリカ市場に投入することで、ユースマーケットを狙っている。これらのモデルは2万から2万8000ドル程度の価格であり、GMがやはりユースマーケット向けに投入するホールデン『モナロ』の米国版、ポンティアックGTOなどと真っ向からぶつかる。また、リモデルしたボルボ『S40』も2万5000ドル程度で登場する予定だ。

さらに2005年にはダイムラークライスラーの『スマート』も販売が始まるが、これは特に米国市場に向けてデザインされたもので、ターゲットとするのは「ミニクーパーを買う人々」。このように、次々にヨーロピアンモデルの安価バージョンが投入されるアメリカ市場で、ビッグ3はどう対抗するのか、来年のアメリカ市場の動きは興味深いものになりそうだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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