トヨタ海外販売好調、北米200万台、欧州80万台へ

トヨタ自動車の海外販売が好調に推移している。北米は今年度、ビッグスリー以外で初めて200万台を突破する可能性が高いのに加え、欧州でも目標を2年前倒しで80万台を達成する見込みだ。
　
トヨタの中間期連結決算によると北米の販売台数は100万5079台で過去最高となった。カローラやGX470、RX330などの販売が好調なほか、若者向けのブランドのサイオンの販売も順調。同社では「念願の北米200万台は今期に達成する見込み」としている。ビッグスリー以外で年間販売が200万台となるのはトヨタが初めてだ。
　
また、欧州も中間期の販売台数が44万1122台となり、今期に80万台達成は確実だ。トヨタでは2005年度に80万台を目標にしており、目標を2年前倒しで達成する。新型アベンシスの導入で、欧州モデルの刷新が完了、大幅に販売台数が伸びている。トヨタの欧州事業は2年前まで赤字だったが「黒字定着から成長拡大に入ってきた」としている。