【東京国際消防防災展】はしご車は難しい---シミュレーター体験

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【東京国際消防防災展】はしご車は難しい---シミュレーター体験
【東京国際消防防災展】はしご車は難しい---シミュレーター体験 全 4 枚 拡大写真

モリタブースの目玉となるのが30m級のはしごを装備した『MHII Max.』という最新型のはしご車だ。日野『プロフィア』に搭載されたものと同じエンジン(超低PM排出ディーゼルエンジン=PM85%低減・四ツ星仕様)を採用している。

消防車初の四ツ星仕様だが、このクルマの自慢はエンジンではなく、装備されたはしご。先端屈折式を採用しながら、はしごに伸縮水路(導水管)を装備。バスケットにセットされた放水銃から2000リットル/分の放水が可能となっている。

そしてMHII Max.の右側には、装備されたはしごの伸縮動作を体験できるシミュレーターが置かれている。小さな模型を動かすものだが、操縦席は本物と同一。模型を制御するソフトウェアについても本物と全く変わらないという。

足元のペダルを踏み込んで安全装置を解除し、左右のジョイステッィクを巧みに操ってはしごを伸ばし、火事の発生したビルへの救出を行うというストーリーだが、これが意外に難しい。

実際の現場でははしごの先端に取り付けられているバスケットから微調整を行うのだが、このシミュレーターではビルを直接目視しながら、アプローチさせなくてはならない。理想はオンリーワン、つまりは「一発で目標点に接近させる」ことだが、ジョイスティックをミリ単位で操作することが要求される。

左側に設置されたモニターには、はしごの角度が表示されるのだが、角度が鋭角になると「バスケット保護」という警告が出る。これ以上の傾斜は危ないよ、と知らせてくれるわけだ。

記者も何度か挑戦したが、数度の練習でオンリーワンアプローチができるようになった。説明員の話だと「テレビゲームに強い人は習熟が早い」という。もちろん、それはシミュレーターの話であって、本物だとそう簡単にはいかないのは間違いない。

《石田真一》

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