いすゞ、国内生産の再編は予定通り

自動車 ビジネス 企業動向

いすゞ自動車は、5月に川崎工場からの生産業務移転を計画通り実施すると発表した。ディーゼル排ガス規制による特需の反動で国内トラック需要が落ち込むとの観測から、予定通り川崎工場を閉鎖する。

同社の当初の計画では、川崎工場を2003年10月に閉鎖する予定だったが、その後のディーゼル規制特需による国内の普通トラックの需要急増と中国向け輸出の増加などで、2004年5月に川崎工場の閉鎖を延期していた。

その後も国内需要が急増したため、再度の工場閉鎖の延期を検討してきたが、直近の需要予測が一転して国内需要低迷となったほか、インフラ集約・統合による効果を勘案して、予定通り5月の工場閉鎖を決定した。

川崎工場で生産していた大型商用車、4トン系と大型車用トランスミッションは藤沢工場に、大型エンジンの組み立ては栃木工場に移管する。栃木工場で生産している4トン系と7−10トン系のアクスルは藤沢工場に移管する。

生産の移管で600人の人員削減効果と年間約50億円のコスト低減効果があるとしている。

《レスポンス編集部》

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