踏切にクルマを乗り捨てた無免許運転常習者

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香川県警は10日、車両の通行が禁止された踏切を強引に通過しようとした際に脱輪事故を起こし、クルマを線路内に放置したまま逃走していた46歳の男を過失往来危険と道路交通法違反(無免許運転)の容疑で逮捕した。

香川県警・観音寺署によると、事件は昨年11月4日に発生している。観音寺市柞田町付近にあるJR予讃線の踏切で、踏切内(線路内)に立ち往生したまま停車している乗用車を伊予西条発観音寺行き普通電車の運転士が発見。急ブレーキをかけた。

電車は乗用車との衝突は免れたが、脱輪していて容易には動かせず、電車は現場に約1時間立ち往生。その後も現場を通過する予定だった電車や列車約17本に影響が出た。

現場はクルマの通行が禁止されている幅員の狭い踏切だったが、乗用車はここを強引に突破しようとして脱輪したとみられている。

クルマの近くには運転者の姿がなく、警察ではクルマを所有していた男性から事情を聞いていたが、事件当日は知人にクルマを貸していたことがわかった。この人物とは事件直後から連絡が取れなくなっていたが、警察では立ち寄り先で男を発見。10日までに過失往来危険と道交法違反容疑で逮捕した。

男は無免許でクルマを運転した経験については大筋で認めたが、踏切内への乗り捨て行為については「全く身に覚えが無い」と容疑を全面的に否認している。

警察ではこの男が運転していた可能性は高いとみており、今後は厳しく追及して事件当日の行動などを調べる方針だ。

《石田真一》

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