【ジャガーSタイプ試乗】しなやかさを内包する駿馬の味わい深いクルマ

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【ジャガーSタイプ試乗】しなやかさを内包する駿馬の味わい深いクルマ
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ジャガーSタイプには4種類ものエンジンがラインナップされている。トップグレードとなる『SタイプR』には4.2リッターV8エンジンにスーパーチャージャーを組み合わせ、406psを発揮する、最強エンジンが搭載されている。このエンジンはアクセルを軽く踏み込むだけで、スーパーチャージャーのメカニカルなサウンドを響かせ、1800kgのボディを鋭く加速してくれる強力なエンジンだ。

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サスペンションも引き締められた専用のRパフォーマンスサスペンションが装着されるが、とくに硬いといった印象は皆無。ジャガーらしいコンフォートなイメージを残した乗り心地だ。

4.2リッターに新たに設定された『ソブリン』は、もっともSタイプの持ち味が発揮されるグレードだ。NAのV8エンジンは静粛性も高く滑らか。それでいて304psの必要充分なパワーを兼ね備えており、アクセルを踏み込めば意外にも鋭い加速を引き出すことができる。

サスペンションは欧州車としてはソフトで、乗り心地重視。ハードな走りには適さないが、ジャガーの最高級モデルにだけ採用が許される『ソブリン』の名に恥じない、快適なフットワークだ。

3.0リッターはV6なのでエンジンのノイズや滑らかさはV8よりは劣るものの、室内の遮音性やインテリアの質感は、ジャガーならではのクオリティの高さを感じることができる。それは最多量販グレードの2.5リッターモデルも同様。さすがに加速時には力不足を感じるものの、市街地走行や巡航中は「これで充分」と思わせてくれる動力性能を持っている。

今回のマイナーチェンジでは、動力性能に関係する部分の変更はなかったが、ボンネットがアルミ化されたことで、わずかながらハンドリングに軽快感が増している。

輸入車の場合、年を追うごとに開発が進み、よりクルマが熟成されていくことが多い。このSタイプも間もなく登場から6年を迎えようとしているが、2002年のマイナーチェンジに加え今回のマイナーチェンジによって、さらに英国車らしさを増した魅力的なクルマに進化したといえる(つづく)。

《岡島裕二》

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