通勤中にひき逃げを起こした消防士に停職

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大津市(滋賀県)は11日、バイクでの出勤途中に自転車との衝突事故を起こし、20歳の女性に軽傷を負わせながら現場からそのまま逃走していたとして、軽傷ひき逃げ容疑で警察に検挙された大津市消防局に勤務する25歳の男性消防士に対し、停職6カ月の停職処分を言い渡した。

上司2人に対しても管理不行届き名目に厳重注意処分を課している。

大津市によると、この消防士は今年4月22日の午前7時30分ごろ、自己の所有するバイクを運転して出勤する際、京都府京都市北区内の交差点で自転車と出会い頭に衝突するという事故を起こした。

女性は衝突した際に転倒し、頭や腕に全治1週間程度の軽傷を負ったが、消防士は現場からそのまま逃走した。

事故が地元紙などで報じられたことで怖くなった消防士は、翌日になってから「自分がやった」と警察に出頭。警察では業務上過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑でこの消防士を検挙している。

消防局ではこの消防士に対する処分を検討、「市民の人命を守る消防士にあるまじき行為」と判断。消防士に対して停職6カ月の懲戒処分を命じるとともに、通勤中の事故だったことから直属の上司2人も厳重注意処分となった。

市では「市民にご迷惑をお掛けした」とコメントしている。

《石田真一》

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