乳児がバスケットごと車外放出されて死亡

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18日午後、山形県内の東北中央自動車道で、27歳の男性が運転する乗用車が中央分離帯に激突した。クルマは弾みで横転し、後部座席に乗っていた生後3カ月の男児が車外に放出されて死亡、運転していた27歳の男性を含む3人が軽傷を負った。

山形県警・高速隊によると、事故が起きたのは18日の午後2時20分ごろ。天童市蔵増付近の東北中央自動車道下り線・天童インターチェンジIC付近で、4人の乗る乗用車が中央分離帯の縁石に接触。コントロールを失って横転し、屋根部を下にして滑走した。

この事故で、後部座席に置かれたバスケットに寝ていた生後3カ月の男児がバスケットごと車外に放出、全身を強く打って事故から3時間後に死亡。また、このクルマを運転していた27歳の男性ら3人も軽傷を負った。

軽傷者の中には2歳の女児も含まれているが、死亡した男児と同様、チャイルドシートには座らされておらず、この女児も車外放出されるところだったという。

現場は天童ICの合流地点近くの対面通行区間。横転現場の100mほど手前の縁石にタイヤが乗り上げたような跡があり、コントロールを失ったまま70mほど走ったところで横転。以後は割れたガラスの合間から車内に搭載していた荷物を撒き散らして滑走している。

警察では何らかの原因で縁石に接触し、慌てて急ハンドルを切ったことが事故につながったとみて、運転していた男性から業務上過失致死傷容疑で事情を聞いている。

《石田真一》

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