19日深夜、青森県弘前市内で、カーブを逸脱して対向車線側に進入した乗用車と、順走していた軽自動車が正面衝突した。この事故で軽自動車を運転していた31歳の男性が死亡。乗用車側の4人が重軽傷を負った。
青森県警・弘前署によると、事故が起きたのは19日の午後10時55分ごろ。弘前市高杉付近の県道で、カーブを逸脱して対向車線側にはみ出した乗用車と、順走していた軽自動車が出会い頭に正面衝突するという事故が起きた。
この事故によって双方のクルマは大破。軽自動車を運転していた31歳の男性は事故から1時間後に脳挫傷が原因で死亡。乗用車を運転していた23歳の男を含む、乗用車側の4人が骨折などの重軽傷を負った。
後の調べで、乗用車側に乗っていた4人のうち、運転者を含む3人が酒に酔っていたことが判明した。4人は知人の家で酒を飲んでおり、酒が無くなったために近くのコンビニエンスストアまで酒を買いに行く途中、この事故を起こしたとみられる。
乗用車がカーブを逸脱した原因は速度超過と運転ミスにあるとみられ、警察では運転していた男を業務上過失致死傷容疑で取り調べているが、飲酒運転については故意に行った疑いが強いことから、場合によっては危険運転致死傷容疑の適用も視野に入れて取り調べを行う方針だ。