21日深夜、福井県春江町内で、20歳の男性が運転する乗用車が道路を逸脱し、真横を流れる幅1mほどの用水路を飛び越えた上で、道路脇の電柱に激突した。この事故で運転していた男性を含む2人が死亡。同乗の3人が重軽傷を負った。
福井県警・丸岡署によると、事故が起きたのは21日の午後10時35分ごろ。春江町針原付近の県道を走行していた乗用車が路外へ逸脱。道路左側にある幅1mあまりの用水路を飛び越え、その脇に立つ電柱に激突した。
この事故によって乗用車は大破。クルマが突っ込んだ鉄筋コンクリート製の電柱は根元から折れたという。
この事故でクルマを運転していた男性と、同乗の17歳の女性が全身を強く打って間もなく死亡。さらに同乗していた20歳の男性と17歳の女性2人が重軽傷を負った。
事故の状況から、警察ではこのクルマが100km/hを超える高速度で走行中に何らかの要因でスリップし、制御を失ったまま滑走して電柱に突っ込んだものとみている。運転者が死亡しており、事故当時の状況はわからないが、負傷した3人の回復を待ってどのような状況で事故に至ったのかを聞く方針だ。