タクシー運転手を殺害、車両と現金を奪う

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25日深夜、宮城県名取市内の農道に胸など数カ所を刺された男性が倒れているのを近所の住民が発見、警察に届け出た。男性はすでに死亡していたが、後の調べでタクシー運転手とわかった。男性は営業中、何者かに現金強奪目的で襲撃されたとみられている。

宮城県警・捜査1課によると、事件が起きたのは25日夜から深夜に掛けてとみられる。同日の午後11時ごろ、名取市高舘川上付近の農道で、道路に男性が倒れているのを近くの住民が発見した。男性は胸や右脚など数カ所を刺されており、発見当時にはすでに失血が原因で死亡していた。

住民からの通報を受けて警察は殺人事件として捜査を開始。殺害された男性が仙台市宮城野区内のタクシー会社に勤務する運転手であることが間もなく判明した。男性が乗務したタクシー車両は、殺害現場から北に1.5kmほど離れた名取市高舘吉田付近の県道でエンジンが掛かったままの状態で発見されている。

男性は25日午前7時から、翌26日午前3時までの勤務に就いており、25日の午後6時すぎには食事休憩のために自宅に戻り、午後7時ごろに再び出発している。

タクシーの料金メーターは約2万円を示していたが、車内には数個の小銭が散らばっているのみで売上金の入ったバッグは無くなっており、運転手の所持していた私物の財布も消えていた。

こうした事情から、警察では仙台市内から現場付近まで乗車してきた客が現金を強奪する目的で運転手を殺害。遺体を路上に放置した後、クルマを奪って逃走したものとみて、26日は100人体制で現場付近での聞き込みと遺留品の捜索を行うとしている。

《石田真一》

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