被害者を装った男にクルマと現金を奪われる

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1日深夜、大分県大分市内でDIY店の店長が運転するクルマと故意に接触した男が、このクルマと中に積んであった店の売上金を奪って逃走した。警察では強盗事件として捜査している。

大分県警・大分中央署によると、事件が起きたのは1日の午後11時30分ごろ。大分市古国府付近の市道で、近くにあるDIY店の34歳男性店長が店の売上金を銀行の夜間金庫に収めに行くため軽自動車を走らせていたところ、杖をついて歩いていた40-50歳代とみられる男と接触した。

店長は交通事故と判断して救急車を呼ぼうとしたが、男は「近くの病院に入院している身だからそこに連れて行ってくれ」と要請した。店長は男を助手席に乗せ、指定された病院までクルマを走らせた。

病院についた際、男は「1人で立つのは困難だから、クルマから降りるのを手伝ってくれ」と店長に頼み、店長はこれに従う形で運転席から降り、助手席側に向かった。

次の瞬間、男は素早く運転席側に乗り移ると軽自動車を急発進させた。これに気づいた店長は一時クルマにしがみつくなどして制止したが、すぐに振り落とされた。店長は路上に転倒した際に頭を打つなどして、全治2週間の軽傷を負っている。

警察では強盗事件として捜査を開始。クルマは約1時間後に1kmほど離れた国道10号線沿いのパチンコ店駐車場から発見されている。ただし、車内から店の売上金約200万円が入ったバッグは無くなっていた。

警察では店長から事件当時の状況をさらに聞き、犯人像の特定を急いでいる。捜査現場では偶発的に起きた事件か、それとも計画的犯行によるものか断定できていないという。

《石田真一》

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