【PTクルーザーカブリオ試乗】西海岸テイスト満載の4座オープン

自動車 ニューモデル 新型車
【PTクルーザーカブリオ試乗】西海岸テイスト満載の4座オープン
【PTクルーザーカブリオ試乗】西海岸テイスト満載の4座オープン 全 4 枚 拡大写真
レトロなアメリカンスタイルを表現しながら優れたユーティリティを実現し、独身男性からファミリーまで幅広いユーザーに支持されているPTクルーザーに、電動ソフトトップを採用した『PTクルーザーカブリオ』が追加された。

『PTクルーザーカブリオ』は、もちろん『PTクルーザー』ベースだが、日本仕様のPTクルーザーとは異なる部分が多く、カブリオ用に新設計されたパーツはじつに57%にも及んでいる。

まずはボディタイプだが、これはオープンカーということもあり、2ドアに変更。そしてAピラーから後ろはカブリオ用に専用設計されており、ルーフラインは90mmも下げられ、全高は1540mmにまで下がっている。これによりウインドウの縦方向が狭まり、チューニングカーによくある、“チョップドルーフ”のようなフォルムに仕上がっている。そのほかの全長や全幅、ホイールベースは4ドアと同じサイズになっている。

そしてエンジンは日本仕様の4ドアは136ps/19.2kgmを発生する2リッター直4DOHCを搭載しているが、カブリオでは143ps/21.8kgmを発生する2.4リッター直4DOHCが採用されている。ほかにも4ドアは右ハンドルだけのモデルラインアップであるのに対し、カブリオは逆に左ハンドルだけの設定となっている。

電動ソフトトップは開閉の際にフロントガラス上部のフックを一箇所操作する必要はあるが、開閉は簡単。開閉にかかる時間は約10秒とルーフが大きい割にはスピーディに動いてくれるので、ちょっとした信号待ちでも開閉が可能だ。

リアシートも4ドアに比べれば頭上空間に余裕はなくなるが、それでもじゅうぶんに大人4人が長距離移動できるスペースが確保されている。ユーティリティは4ドア同様に使い勝手に優れている。リアシートは前方に可倒することが可能で、トランクルームとつなげてゴルフバッグのような長尺物を縦に積むことができる。

販売価格は消費税込みで333.9万円。2.4リッターエンジンを搭載し、シートヒーター付きの本革シートなど、上級装備を採用している電動オープンカーと考えればリーズナブルな価格設定。日本でも意外にヒットするかもしれない。(つづく)

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  2. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  3. ホンダ『フリード』がニューレトロに!? ダムドが専用ボディキットのデザインを先行公開 発売は2025年冬
  4. メルセデスベンツ『GLC』新型、インテリア先行公開…史上最大39.1インチディスプレイ採用
  5. さらなる人馬一体へ!NDロードスター用「リビルトエンジン」発売、価格は65万7800円
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る