トヨタ自動車は3日、2005年3月期の第1四半期（4−6月）決算を発表し、通期の世界販売計画を期首より18万台多い、720万台に上方修正した。海外販売の好調に対応するもので、業績面でも大幅な増益につながりそうだ。
このうち、国内は期首計画の233万台から234万台と小幅だが、海外は469万台から486万台へと大幅に修正した。
今月末からタイで生産が始まる新興市場向けの多目的車『IMV』が貢献するアジアのほか、欧米なども含み全世界的に販売が当初見通しより、高水準で推移しているためだ。IMVについても、東南アジア市場が順調なため、「好調な出足が期待できる」（鈴木武専務）と見ている。
