薬物による酩酊で死亡事故、実刑判決

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酒と精神安定剤、睡眠導入剤を服用して意識朦朧の状態でクルマを無免許運転し、4人を死傷させる事故を起こして危険運転致死傷罪に問われていた男に対する判決公判が24日、前橋地裁で開かれた。

男は昨年8月に起こした事故によって執行猶予中だったこともあり、裁判所は懲役7年の実刑判決を命じている。

問題の事故は今年4月20日に発生。午後3時40分ごろ、群馬県太田市内ケ島町付近の市道で、65歳の男が運転するクルマがトラック2台と相次いで衝突。

それでもクルマは止まらず、80km/h近い速度で走り続けて前方を走る軽ワゴン車に追突し、これを対向車線側に押し出して別のクルマとの正面衝突事故を誘発させた。また、追突したクルマもさらに別のクルマと衝突。横転してようやく止まった。

この事故で軽ワゴン車を運転していた55歳の男性が死亡。衝突事故を起こした残る3台に乗っていた3人も軽傷を負っている。

24日に行われた判決公判で、前橋地裁の久我泰博裁判長は、被告が事故の直前に酒と一緒に多量の精神安定剤や睡眠導入剤を服用していたことを認めた上で、「意識朦朧状態だったにもかかわらず、被告はなおも薬を買い求めるためにクルマを運転して事故を起こした」と指摘した。

また、裁判長は「当時は運転の緊急性も必要性も全くなく、被告の行動は安易で短絡的。意識朦朧状態での運転は極めて危険かつ悪質で、遺族の無念さは察するにあまりある」と強く非難。

さらには昨年8月にも被告が無免許運転中に酒気帯び要因による当て逃げ事故を起こし、懲役1年(執行猶予4年)の判決を昨年10月に受けていたことにも触れ、「これは反規範的な態度だ」と認定し、被告に対して懲役7年の実刑判決を言い渡した。

《石田真一》

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