【インプレ'04】下野康史  フィアット『パンダ』 出来はズバリ「イタリアの軽自動車」

試乗記 国産車
【インプレ'04】下野康史  フィアット『パンダ』 出来はズバリ「イタリアの軽自動車」
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見たところ、初代パンダとはなんの脈絡もない2代目。ボクが乗った個体は、ブレーキを踏むと明らかに前輪からジャダー(振動)が起きて、印象が悪かった。それはともかく、乗ったところ、ビーチサンダル的キモチよさの初代とはやっぱりなんの脈絡もなかった。

エンジンが静かなのは望外の驚きだったが、ピョコピョコ落ち着かない腰高の足回りが気に入らない。高速でも山道でも、もう少し安定感がほしい。

ダッシュボードは、プラスチックの洪水。「イタリアの軽」と考えると、アルトよりはずっと楽しいにしても、フィアット、ちょっと心配。

■5つ星評価
パッケージング:★★★☆☆
インテリア/居住性:★★★☆☆
パワーソース:★★★☆☆
フットワーク:★★☆☆☆
オススメ度:★★☆☆☆

下野康史| モータージャーナリスト
自動車専門誌の編集部を経て、モータージャーナリストに転身。現在はクルマ雑誌を始め、週刊誌のコラムなど幅広く執筆活動を行っている。親しみやすい文体のなかに見える、鋭い着眼点や独特の語り口にファンは多い。

《下野康史》

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