【東京モーターショー04】ハイゼットハイブリッド、新型ボディで市販

自動車 ニューモデル モーターショー
【東京モーターショー04】ハイゼットハイブリッド、新型ボディで市販
【東京モーターショー04】ハイゼットハイブリッド、新型ボディで市販 全 5 枚 拡大写真

2002年より公道での実用走行試験を開始していた、軽自動車初の商用車ハイブリッドカーの『ハイゼットハイブリッド』が、いよいよ市販化に向けて大きく動き出した。

今回の東京モーターショー(11月2日−7日、千葉・幕張メッセ)では、年末にフルモデルチェンジを受ける新型ハイゼットカーゴにハイブリッドシステムを組み込んだ、市販に近いモデルが登場する。

ハイゼットハイブリッドはカーゴの660ccエンジンに、トヨタ『エスティマハイブリッド』と同じ薄型フロント用モーターを、エンジンとトランスミッションの間に搭載している。モーターの厚さは、わずか120mm。

車両重量はシステムとバッテリーを合わせて120kgの増加となる。バッテリーはリアシートの座面下に収まっているので、カーゴスペースを大きく犠牲にはしていない。

モーターの出力は9.4kWで、エンジンの出力が37kW、合わせて46.6kWとなり、馬力に換算すると軽自動車の規制枠いっぱいの、およそ64馬力になる。燃費は、ノーマルのハイゼットカーゴに比べて約3割も向上し、リッターあたり20kmを超えるという。

ダイハツ工業E・HV開発部長の北村晏一氏は「このハイゼットハイブリッドは、来年夏の市販化に向けてテストを繰り返しています。今まも10台で約10万kmのテストを行いましたが、問題はありませんでした」という。

さらに、「これは私の希望ですが、価格は200万円を切り、初年度は300台ぐらいは販売したいと思っています」とコメント。軽カーゴといった実用車に、ハイブリッドカーの技術が導入される日も近い。

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  4. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る