NISMO、豪州に初の海外パフォーマンスセンター設立へ…『スカイラインGT-R』のレストア事業も強化

・日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)は日産オセアニアとともに、オーストラリアでのNISMOブランド拡大計画を発表した。

・日本国外初となるNISMOパフォーマンスセンターをビクトリア州ファーンツリー・ガリーに2026年後半開設予定で、NISMO大森ファクトリーの専門技術を現地提供する。

・2025年12月に発表したグローバル展開戦略の一環で、第二世代スカイラインGT-R(R32・R33・R34)のレストアやパーツビジネス拡大も進める。

フェアレディZ NISMO
フェアレディZ NISMO全 8 枚

日産自動車の関連会社の日産モータースポーツ&カスタマイズは、日産オセアニアとともに、オーストラリアにおけるNISMOブランドの拡大に向けた段階的な計画を発表した。

【画像全8枚】

これにより、純正NISMOパーツ、アクセサリー、ヘリテージサポート、技術的専門性、顧客体験の現地での提供が強化される。

■日本国外初のNISMOパフォーマンスセンターを設立

NISMO大森ファクトリーNISMO大森ファクトリー

本計画の中核となるのが、オーストラリアにおけるNISMOパフォーマンスセンターの設立だ。日本国外で初めて、NISMO大森ファクトリーの専門技術を現地の顧客へ提供する市場のひとつとなる。

センターは日本のNISMO大森ファクトリーと直接連携し、高度なレストアプログラムを支援するとともに、NISMO大森ファクトリー認定の「NISMOマイスター」を擁する。

第1号拠点は、ビクトリア州ファーンツリー・ガリーの日産拠点に設けられ、2026年後半の開設を目指す。追加拠点についても今後発表される予定だ。

■NMC社長がシドニーを訪問、GT-Rフェスティバルに合わせて発表

今回の発表は、GT-Rフェスティバルに先立ち、NMC社長兼CEOでNISMOブランドのグローバルヘッドである真田裕氏のシドニー訪問と同時に行われた。

この訪問は、パフォーマンスやヘリテージなど愛好家向けの取り組みにおいて、オーストラリアを重要市場と位置づける日産の姿勢を改めて示すものだ。

■グローバル展開戦略の一環、GT-Rレストアも拡大

NMCは2022年、日産のモータースポーツおよびカスタマイズ関連子会社を統合し、NISMOのパフォーマンス・モータースポーツ活動とAUTECHのカスタマイズの専門性を融合させて設立された。

スカイライン GT-R のレストアスカイライン GT-R のレストア

今回の動きは、2025年12月に発表した大規模なグローバル展開戦略に続くものだ。この戦略には、第二世代スカイライン『GT-R』(R32・R33・R34)を対象としたレストア、レストモッド、パーツビジネスの拡大が含まれており、今後さらに他の車種や地域別プログラムが追加される予定だ。

より広範なグローバル戦略では、NISMOブランドのさらなる市場展開、車種ラインアップの拡充、従来のスポーツカーの枠を超えた新セグメントへの展開も計画されている。長年掲げてきた「track to road」の精神のもと、モータースポーツ由来の技術革新への取り組みも強化していく。

《森脇稔》

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