【ホンダ レジェンド×創ったひと】その2 秘密発見!普通の300psじゃない

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【ホンダ レジェンド×創ったひと】その2 秘密発見!普通の300psじゃない
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ついに出た!日本車初の280psオーバー。東京・高輪での『レジェンド』発表会で初公開された「300ps」が話題騒然。その後、自動車関連メディアを中心に、「日本車、夢の300ps時代突入」など、豪勢な記事が続々登場している。

エンジン担当プロジェクトリーダーの瀧田正文さんは、「外観のディメンション(寸法)は、『MDX』『ラグレイト』(カナダ生産の北米オデッセイ)と同じです。が、内部部品はほとんど新品といっていいと思います」という。

その従型は215ps。それに、VTEC機構のセッティング、高圧縮比化、バルブ径サイズアップで、40ps。また、吸気システムでは、共鳴切り替え機能付き・アルミダイカスト2ピース・インマニ採用で、20ps。排気システムでは、可変流量サイレンサー採用フルデュアルエキゾーストシステムで、25ps。合計85psアップで、300ps。しかし、レジェンドの300psは当然、『ランエボ』、『WRX・STi』、『フェアレディZ』など「スポーティ」一点張りを狙ったものではない。

試乗してみると、レジェンドは速い。命題である「胸のすく走り」を体感できる。だが、なんとなく、加速感が普通のクルマと違うように思える。VTECの低回転カムから高回転カムへの切り替えは、「4950rpm」。たしかその付近で、エンジン回転は伸びを見せるのだが……。これまでのホンダ車とは何かが違う。これには、仕掛けがあったのだ。それが、車速応動ドライブ・バイ・ワイヤー。配布資料には、低中高速域での3段階切り替えとの表示のみ。瀧田さんに詳細を聞くと「低速域とは30km/h以下。車庫入れなどでの設定です。中速域が時速30〜80km/h。高速域はそれ以上です」。なるほど、だから、5ATとは思えぬ、走りの特性になっているのか。

ワインディングをマニュアルモードで走ると、ずっと2速ホールドで楽しく走れてしまうのだから。レジェンドの300psは、賢くて、楽しい。(つづく)

《桃田健史》

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