乗用車が路上作業員4人に突っ込み全員即死

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17日、山梨県笛吹市内の中央自動車で、乗用車と普通トラックが衝突する事故があり、スピンした乗用車が路肩で清掃作業をしていた作業員4人を直撃した。この事故でこれら作業員4人が即死、乗用車のドライバーなど2人が重軽傷を負った。

山梨県警・高速隊によると、事故が起きたのは17日の午後1時30分ごろ。笛吹市一宮町国分の中央自動車道下り線・一宮御坂インターチェンジ(IC)付近で、追越車線を走っていた31歳の男性が運転するクルマが突然走行車線側に飛び出し、走行車線を走っていた普通トラックがこれに追突した。

乗用車は追突された弾みでスピンしながら路肩に押し出され、融雪溝の清掃作業をしていた造園会社の作業員と警備員ら合わせて4人がいた場所に突っ込んだ。

この事故で作業員3人と警備員1人の合わせて4人が脳挫傷などで死亡。乗用車に乗っていた2人のうち、同乗していた52歳の男性が肋骨を折る重傷。運転していた男性も軽傷を負った。トラックを運転していた男性にケガは無かった。

現場は見通しの良い直線区間。乗用車は追越車線側を走行していた際、中央分離帯脇の側溝に接近しすぎて脱輪。あわてたドライバーが左側に急ハンドルを切ったが、後続のトラックは直前まで迫っており、トラックも回避が出来ないまま追突してしまったとみられている。

乗用車を運転していた男性は、警察の事情聴取に対して「ボーッとしていた」などと供述しており、警察では漫然運転の疑いもあるとして、業務上過失致死傷容疑で引き続き事情を聞く方針。

《石田真一》

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