【レガシィ3.0RスペックB試乗】その6 欧州のスポーツセダンと互角に戦えるB4

自動車 ニューモデル 新型車
【レガシィ3.0RスペックB試乗】その6 欧州のスポーツセダンと互角に戦えるB4
【レガシィ3.0RスペックB試乗】その6 欧州のスポーツセダンと互角に戦えるB4 全 3 枚 拡大写真

レガシィに追加された6気筒の6速MTをもっとも満喫したいなら、B4の『3.0RスペックB』がいい。エンジンはツーリングワゴンと同様のスペックだが、足まわりはB4のほうが多少硬めに仕上げられているので、より軽快な走りを楽しむことができる。

レガシィ3.0RスペックBには18インチタイヤが採用されている。現行型レガシィが登場した直後は18インチを履いた2.0GTスペックBは専用の足回りが採用され、固めの乗り味だった。その後、今年5月の小変更時には改良が施されたが、3.0RスペックBはさらに、走行性能を高めながら、乗り心地とのバランスを両立している。

荒れた路面を走っていても、18インチという大径タイヤを装着しているとは思えぬぐらい、細かい振動を吸収してくれる。それでいてコーナリング時には、しなやかにストロークしてくれるので、的確に路面を捉えてくれる。

さらに6速を駆使して、的確なギアを選んでいれば、コーナー立ち上がりではAWDの恩恵で最適なトラクションを与えてくれるのだ。

このようなタイヤを含めたサスペンション、エンジン、ミッションといったトータルバランスの面では、B4の3.0RスペックBはレガシィシリーズの中でも、最高のバランスを持ったクルマといえるだろう。

現行型になってレガシィは欧州でBMWやアウディと肩を並べる評価を受けている。そこにフラッグシップとして、投入されたモデルだけあって、3.0RスペックBの走りは欧州のスポーツセダンとも、互角に戦うことができる仕上がりになっている。

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  2. 日産『リーフ』新型、米国EV最安値の約440万円から…今秋発売へ
  3. 【ボルボ XC60 ウルトラB5 新型試乗】大胆緻密なマイチェンが証明する、ベストセラーであり続けている理由
  4. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  5. 第3世代e-POWERの日産『キャシュカイ』が無給油で英国縦断! その実力に日本導入への期待高まる
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る