車当たり捜査は確実なプレッシャー

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茨城県警は7日、重傷ひき逃げ事故を起こしたとして、北浦町役場で収入役を務める67歳の男を業務上過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。飲酒運転の発覚を恐れて逃走したとみられている。

茨城県警・麻生署によると、問題の事故は1日の午後6時40分ごろに発生している。北浦町内宿付近の県道を横断しようとしていた28歳の中国籍の男性ら2人がクルマにはねられた。クルマはそのまま現場から逃走。2人は病院に収容されたが、骨折などの重軽傷を負った。

現場には事故を起こしたクルマの部品などが散乱。目撃情報から軽トラックが被疑車両と断定。北浦町内で同一の車種を所有する人物宅などを訪問、徹底した車当たり捜査を実施した。

この結果、6日夕方に北浦町役場で収入役を務める67歳の男が町議に付き添われて同署に出頭。ひき逃げの容疑を認めたため、業務上過失致死と道交法違反の容疑で緊急逮捕した。

取り調べに対し、男は事故当時に飲酒していたことを認めた上で「飲酒運転の発覚を恐れて逃げた」と供述している。

車当たり捜査の際には男の自宅も訪問しているが、このときにクルマはなく、家人は「車検に出している」と回答していた。これについて男は「早い段階で警察が自宅に訪問したことを知り、もう逃げられないと思った」と話し、反省しているという。

《石田真一》

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