無免許がバレるなら警官を殺しても…トンデモ少年

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千葉県警は14日、検問中の警察官を故意にはねて軽傷を負わせたとして、茂原市内に住む18歳の少年を13日深夜に殺人未遂容疑で緊急逮捕したことを明らかにした。少年は「無免許運転の発覚を恐れ、警官をひき殺しても仕方ないと思った」と供述している。

千葉県警・茂原署によると、事件が起きたのは12日の午後11時ごろ。茂原市下永吉付近の市道で、同署・地域課に所属する警察官が飲酒検問を実施していたところ、1台の乗用車が接近してきた。これを発見した48歳の警部補が停止を求めたが、クルマはその直前にある小路に進入した。

警部補はこれを「検問逃れ」と判断。小路の出口付近でこのクルマを待ち構え、道路の右側に立って再度停止の合図を行った。しかし、これに反するかのようにクルマは急加速。直前で警部補のいる側にハンドルを切って、故意にはねた。

クルマは直後に現場から逃走。警部補が両足を打撲する全治2週間あまりの軽傷を負ったことから、警察では軽傷ひき逃げ事件として捜査を開始したが、13日深夜になって同署へ18歳の少年が出頭。殺人未遂と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で緊急逮捕した。

取り調べに対し、この少年は自らが無免許であることを認めた上で、「無免許運転の発覚を恐れた。捕まるぐらいなら警官を殺しても仕方ない、逃げようと思った」などと供述しているという。

無免許の発覚を恐れて警官に危害を加えるという短絡性と、事件としての悪質性に同署では憤りを感じているようで、この少年を厳しく追及するとしている。

《石田真一》

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