裁判所職員を装って罰金騙し取った男を逮捕

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昨年9月、水戸地裁で、裁判所の職員を装って接近してきた男に交通違反者5人が罰金相当額を騙し取られた事件で、茨城県警は20日、別の詐欺容疑で宮城県警に逮捕されていた54歳の男を詐欺容疑で逮捕した。

男は容疑を全面的に認めているという。

この事件は9月28日朝、水戸市大町1丁目にある水戸地裁で発生している。

交通違反の略式手続きのために訪れた21歳から60歳の男女5人の違反者に対し、裁判所の職員を装った50歳ぐらいの男が近づいて「今日は別室で行う」と称して、地裁2階にある当事者待合室に連れて行き、そこで罰金相当額(合計125万円)を騙し取った疑いが持たれている。

今年12月、ひたちなか市に在住する女性に「交通違反の揉み消しをしてやる」と持ちかけ、罰金相当額の半額にあたる15万円を騙し取ったとして宮城県警に逮捕された54歳の男が「水戸の事件もやった」と供述。身柄を茨城県警に移した後、さらなる取り調べが行われていた。

警察の調べに対し、男は「自分も以前、交通違反で処分を受けたことがあり、裁判所が行う手続きの方法について熟知していた」と供述。事件当日に違反者に対して行った言動や手続きの進め方などは、現実に則したものだったことも認めている。

また、奪った現金については「生活費に使ってしまい、すでに手元には残っていない」と供述しているが、警察では他人名義の銀行口座に隠している可能性も含め、男を厳しく追及する方針を示している。

《石田真一》

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