阪神高速を180km/h走行の常習犯

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大阪府警は28日、大阪市内の阪神高速などで危険な高速度走行を繰り返したとして、大阪市内に住む男を道路交通法違反容疑で逮捕した。直接の逮捕容疑は今年1月の事件だが、数件の余罪も確認されている。

大阪府警・高速隊によると、道交法違反(速度超過)容疑で逮捕されたのは、大阪市城東区内に住む21歳の男。

直接の逮捕容疑は今年1月10日未明、大阪市内の阪神高速環状線の複数箇所で、制限速度(60km/h)の3倍近い180km/h超の速度で周回を繰り返していた疑いが持たれている。

男のクルマはオービス(速度違反自動取締機)が何度も撮影していたが、前部のナンバーは外されており、違反行為自体が故意であると警察では判断していた。

その後、このクルマは現れなくなるが、代わりに暴走を繰り返すレンタカーが出現。同様の違反行為を繰り返した。

レンタカーのナンバープレートは装着したままだったこともあり、警察ではこのクルマを所有する業者から貸し出し記録の任意提出を受け、違反当日に貸し受けていた男を特定。

この男が以前に違反を繰り返していたものと同じ車種を所有していたことも突き止めた。

男が所有していたクルマは速度超過を起因とする事故に遭って壊れており、レンタカーでの出没はその直後だったことから、警察では「同一人物が運転していたことは間違いない」として、男に任意出頭を求めた。

この結果、オービスが記録していた写真に映し出された人物と同一であることが最終的に確認できたため、逮捕に踏み切った。

取り調べに対し、逮捕された男は「高速度で走っているとレースみたいで楽しかった」などと話しており、反省する様子はほとんどないという。

今回のような常習的暴走は重大事故に直結する可能性も高いことから、警察では余罪についても厳しく追及する方針。

《石田真一》

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