日立製作所と横浜国立大学は13日、自動車の環境技術の分野で包括連携協定を結んだと発表した。環境負荷低減のための協同研究のほか人材育成・教育の分野で協力する。
協定により自動車の省エネルギー、クリーン排ガス技術の共同研究を進める。
具体的なテーマとして、エンジンシリンダ内への燃料噴射制御技術や可変動弁の技術開発にすでに着手したほか、ハイブリッド車のエネルギーマネジメント技術に関する共同研究を企画している。将来的には燃料電池自動車やITS(高度道路交通システム)の分野でも共同研究を行う。
また国際的に活躍できるリーダーシップを持った人材を育成するための大学院教育、企業内での人材教育制度など相互補完的な人材育成の枠組みづくりについて両者で協力していく。